コーチング, コミュニケーション, モチベーション, 中学受験, 失敗が正解, 失敗は成功の素

大事なのは塾との相性

 

事前にお断りをしておきますが、

これは、私の娘と塾の相性の話です。

お子さんの性格や苦手科目や、授業環境で塾との相性は決まります。

中学受験では、よく、

燃え尽き症候群

と、言う言葉を耳にします。

私の友人、知人、会社の同僚からも、

「うちの子供は燃え尽き症候群になっちゃったから、受験は完全に失敗だった」

そんな言葉を何度も聞きました。

 

「だから中学受験なんて絶対にやらせないほうがいい」

強硬に否定する人もいました。

 

それくらい、一歩間違えたら、子供の将来をダメにしてしまう可能性すらあるのが、

中学受験です。

だから、塾選び、講師選びは、ものすごく大切なのです。

「とりあえず、塾に入れておけば大丈夫だよね」

そんな気持ちで放ったらかしにしたら、必ず後悔します。

だから、そうならないために、

まずは塾選びです。

 

ただし、

 

これから書く話は、娘が最終的に個別指導塾トーマス一本で、中学受験に臨むことになった経緯についてです。

中には娘との相性の合わなかった塾も出てきますが、それは、飽くまで娘との相性なので、その塾の方針を批判しているわけではありません。読み物としてご理解いただければと思います。

 

自分で決める習慣を

 

 

保育園の年長さんの時、突然、娘が、

「塾に行きたい」

と、言い出しました。

バレエの時もそうですが、我が家では、親の希望で習い事をさせるということは一度もしていませんでした。

前回の章で書きましたが、塾に行かせたのが初めてでした。

それまでは、習い事は全て自分でやりたいと言ったら、行かせてあげよう。

そう決めていました。

理由は、

自分で決めたこと

と、いう体験を小さいうちからさせてあげたかったからです。

「親がやらせたんじゃない。自分で決めたんだよ。だからこれからも自分で決めなさい」

常にそう言い聞かせてきたし、

「つらいから辞めたい」

そう弱音を吐いた時も、

「いいよ。辞めて。自分で決めることだからね」

そう常に言ってきたからです。

だから、娘は小さい頃から、

「大切なことは自分で決める」

と、当たり前に育っていました。

だから、

「塾に行きたい」

と、言った時に、私も奥さんもすぐに、

「いいよ。じゃあ見学に行ってみようか?」

そう言いました。

「公文式に行きたい」

「公文式?」

「うん。保育園の友達が行ってて楽しいんだって」

「そうか。じゃあ近くの公文式に行ってみるか」

見学の初日、娘は本当に楽しそうで、ほぼマンツーマンで教えてくれる先生のことをとても気に入りました。

1週間後の2回目。

この日も、1時間、ずっと集中して勉強をしていました。

「どうだった?」

「すごい楽しい。ずっと行きたい」

「でも、最初の4回は体験らしいから、4回受けて決めようよ」

「うん!」

3回目。

「ちょー楽しい!勉強面白い」

そして、4回目。

その日は、1人で行くと言い出して、1人で出かけて行きました。

そして、帰ってきたときの姿は、今にも泣き出しそうな顔になっていました。

「どうしたの?」

「今日はずっと右手で書かせられた。左利きだから書けませんって言ったのに、右手でかけるようになろうねーって。ずっと1時間、右手で書いたからすごく手が痛くなって・・・。今度からずっと右手で書くんだって。だから、もう行きたくない」

「右手で書かないとダメだって言われたの?」

「うん。左利きのままだったらダメだって」

「本当にそんなこと言ったの?」

「本当だよ。左手で書いたらダメなの?」

「そんなことないよ。先生に聞いてみるね」

電話をかけて聞いてみると、その塾の方針として、左利きの子供は全員、右利きに矯正して右手で書けるようにしていくというのです。

「どうしてそんな必要が?」

「日本語は左利きには不便です。将来、習字の時間とか、ものすごく苦労することになります。だから今から矯正した方がいいのです」

「でも、娘は絵が大好きで毎日左手で絵を描いているし、今さら右手にはできません」

「だったら、こちらには来ない方がいいと思います」

そう言われたのです。

そのことを娘に伝えると、

「もう塾には行けないの?」

「あの塾は右手で字を書かなくちゃいけないらしいんだよ。どうする?」

「いやだ。右手で書きたくない。行かない」

結局、最初の娘の塾体験は失敗で終わったのです。

 

なぜ勉強をするの?

 

そういうことがあったので、塾選びには慎重に慎重を重ねました。

最初は、自宅近くにある栄光ゼミナールに見学に行きました。

 

体験で10人くらいの生徒さんと一緒に授業を受けました。

 

結果、

「行きたい!」

そう言います。

「授業楽しかった?」

「学校とあまり変わらない感じがした。普通だった」

「どうして行きたいの?」

「ポイントが貯まるとプレゼントもらえるんだって。だからポイントを貯めるために頑張る!」

「ポイントを溜めるために?プレゼントをもらいたいから」

「・・・・えっとー。そうじゃない。ちゃんと算数ができるようになりたいから」

「算数ができるようになるのと、プレゼントもらえるの、どっちが嬉しい?」

「うーん・・・・、プレゼントがもらえるの」

「だよね。普通そうだよね。でもそのプレゼントが大したことなかったら?」

「図書券とかだったらいいなー」

「成績が上がったら本くらい買ってあげるよ」

「ほんとー?だったら別に他の塾でもいいよ」

「そんなものだよねー。じゃあ、他の塾も体験してみるか」

「うん!」

 

勉強を好きになってもらいたい

 

 

そういうやり取りをして、他の塾候補を探しました。

そもそも、算数が大嫌いで国語もそれほど成績が良くなかったので、サピックスや四谷大塚といった入塾試験があるような塾は全く考えてはいませんでした。

「そんなレベルじゃないから」

「そもそも中学受験させる気ないし」

「嫌いな勉強をなんとか楽しくなってほしい」

「せめて勉強を好きになってくれたら・・・・」

 

そういう思いだったので、私が、

「だったら家庭教師が良くない?」

と、言うと、奥さんが、

「それもいいんだけど、個別指導塾ってのがあるらしいよ」

と、程愛しました。

「家庭教師とどう違うの?」

「塾には行くんだけど、塾で個別に教えてくれるらしい」

「てことは、先生に家に来てもらうよりは授業料が安いってこと?」

「てことじゃない?」

じゃあ、見学してみるか。

と、言うことで、個別指導塾トーマスに見学に行ったのでした。

 

次回に続く