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中学受験を控える娘が、

いじけていた。

日曜日の模試の結果が悪く、

志望校の合格率が低かったからだ。

 

奥さんからは、

「ものすごくいじけてるから、彼女が言わない限り、気づいてないふりしてね」

そう言われたので、

わたしは何も聞かず、知らないふりをしていた。

 

今日、

先日、ガンの手術をした友人と会った。

 

手術はうまくいって、初期だったこともあり、

今後は抗がん剤治療ではなくて、

放射線治療を続けていくことになった。

今日もその治療を終えて友人と待ち合わせをして、

友人が大好きな蕎麦を食べに行った。

 

退院してすぐの時も、

「快気祝い何がいい?」

と、聞くと、

「蕎麦がいい。○○にあるすごい有名な○○と言うお蕎麦やさんに行きたい」

と、言うので、

「あそこは美味しいけど、値段ほどの感動はないよ」

そう言った。それでも行きたいと言うので連れて行った。

開店前に行ったのだが、すでに行列ができていて、しばらく並び、

入ったら狭いカウンターに座らされ、びっくりするくらい高い蕎麦を食べて、

すぐにお店を後にした。

「どうだった?」

「めちゃ高いね」

「でしょ?」

「でも、蕎麦は高いは当たり前だから」

 

そう言うので、

 

「反論ばかりするようだけど、蕎麦は本来安い食べ物だから」

そう言った。

「でも安いところはそれなりの味しかしないじゃん」

そう言うので、

「じゃあ、びっくりするくらい美味しくて、ゆっくりくつろげて、安いお店に連れて言ってあげる」

そう言って、連れて来たのが今日のお店なのだ。

練馬区の駅から遠い住宅街の中にある、一軒家のお店。

店内は全てお座敷。

 

蕎麦好きの友人は、

ここにくるまで電車3本を乗り継いで来たが、

「初めて通いたい蕎麦に出会った」

そう言った。

「でも、電車賃入れたら結構高くつくよ」

「それでも、安いよ」

 

そして、友人は、

「今勤めている会社を辞めようと思う」

そうも言った。

「どうして?」

「ガンになって気がついた。在り来たりだけど、やりたいこともやらないまま死ねないなって。だから、やりたいことをやる」

友人は、カフェがやりたいのだ。

「2年以内にやるって決めたんだ」

 

その後、会社に行くと、

かつての同僚の訃報を聞いた。

よくコンビを組んで仕事をたくさんやった。

ひと月くらい前、偶然、仕事先の社内ですれ違って、

「久しぶりです。元気ですか?」

「うん。元気だよ」

なんて会話を交わした。

 

溺死。

 

事件性はないと言う。

確か、まだ54〜55歳だったと思う。

 

ものすごくショックだった。

 

ものすごく。

 

ちなみに、偶然なんだけど、

亡くなった人は今日会った友人の大学の先輩だった。

 

モヤモヤした気持ちで家に帰ったら、奥さんから、娘が、

「まだいじけてるよ」

そう言われた。

 

娘はちょうどお風呂に入っていた。

 

娘が出て来て、代わりに奥さんが入った。

 

娘は、

「パパ、おかえり」

そう言ったっきり、着替えながら何も言わない。

 

すると、娘がこう言って来た。

 

「パパ、今日、何かあったの?」

「なんで?」

「なんかいじけてるみたいに見えるから」

「わかる?」

「わかるよ」

「パパの昔の仕事仲間だった人が死んじゃったんだよ」

「そうか〜・・・・・」

「でも、いじけてても仕方ないからさ。悲しむことは仕方ないけど、パパがいじけても仕方ないもんね」

「そうだね・・・」

「だから、いじけた時は、いじけた時間がなるべく長くならないように工夫するんだ」

「どうやって?」

「明日の仕事のことを考えて、仕事の作戦を練ったり、今やらなければならないことを考える」

「ふ〜ん」

「そして、できないことを考えるんじゃなくて、できることを考える」

「例えば?」

「5つやらなじゃいけないことがあって1つしかできてなかったら、1つしかできてない。どうしよう?と、思うんじゃなくて、あと4つ、どうしたらできるかを考える。自分にできることだけを考える」

「なるほど」

 

「例えばだよ。このままだと4つのうち1つしかできないんだったら、残念がるのではなくて、1つを2つにする方法を考える。そして、すぐに実行する。悲しんでたり、いじけてる暇がなくなるくらいに。どう思う?正しいやり方だと思う?」

 

「うん」

娘を利用して自分に言い聞かせただけなんだけど・・・。

 

そして、娘は寝室に向かった。

 

そういえば、寝る前、娘はスピッツを聴かなかった。

 

彼女は就寝前に必ずスピッツを聴く。

 

「それも飛べるはず」

か、

「魔法の言葉」

か、

「チェリー」

 

この大好きな曲を寝る前に聞いて、幸せな気分に浸って眠るのだ一日の最後の日課だ。

もちろん、一昨日の夜も、昨日の夜も聴いて寝た。

 

でも、今日は聴かなかった。

 

なんでだろう?

 

 

なんかとても考えさせられる1日となった。