コーチング, コミュニケーション, チキンな上司が読むところ, パワハラ, マスコミ, 処世術, 思考術, 本編のための序章

パワハラ上司は会社の悪しき伝統そのもの

 

基本的にパワハラ上司は、自信がある。

でも、それは確固たる自信ではなくて、

あくまで、明らかに自分より立場の弱い相手に対する自信。

部下に対しては自分の意見は絶対だと思っているし、

少々理不尽なことを言っても、部下はそれに従わなければならないと思っている。

威嚇すれば100パーセント従うと確信している。

言い換えれば、

パワハラ上司は、自分よりさらに上の人間の意見は絶対だと思っているわけで、

上司の理不尽な命令に対してもまるで尻尾振る犬が如く、従ってきたということが言える。

 

つまり、

パワハラ上司は、暴力的な親に育てられた子供と同じです。

 

暴力に屈して来たから、暴力で支配できると思っている。

だから、

暴力では屈しないというところを見せなくてはなりません。

パワハラ上司は、ポッと出の突然変異ではなく、脈々と受け継がれてきた

その会社の悪しき伝統

のようなものです。

だから、

その伝統を打ち破らなければなりません。

できますか?

いや、やらねばなりません。

 

あなたもその会社の悪しき伝統を受け継ぎたいですか?

 

人としての正しい関係を示していく

 

だから、

「いや、私はそういう人間じゃありませんよ」

と、いうのを最初にわかってもらう。

「反抗しますよ」

と、いうことではなくて、

「間違っていると思ったら、そこはきちんと言わせていただきます」

と、いうのを最初に見せておく。

そういう言葉を上司に対して言いなさい。ということではなくて、

態度ではっきり見せておく。

 

部下としてではなく、人として、正しくないことは正しくない。

部下とか、上司とか、狭い括りでの人間関係ではなくて、人として正しい関係でいましょう。

と、いうことをしっかり態度で見せていく。

 

 

 

かつて、ひどい上司がいました。

彼とは今でもたまに顔を合わせますが、挨拶程度でほとんど口を聞くことはありません。

彼はかつてものすごいパワハラ上司でしたが、今では、誰にも相手にされなくなり、

存在感もほとんどなくなってしまいました。

 

初めて彼に出会った時の彼の周りからの評価は、

仕事はものすごくできるが、絶対に一緒に仕事をやりたくない人物。でした。

その評判通り、

仕事のことで討論や言い争いになったらまず負けない。

だから強引に自分の言い分を押し通す。

理不尽な要求をしているようでも、結果を見れば、彼の言う通りにしておいてよかった。

そう言うパターンがかなり多い。

だから、部下も無理難題を突きつけられても従わざるを得ない。

確かに、これだけだったら、部下は従わざるを得ません。

プロの世界は結果が全てです。

結果を残したものが力を得るし、

力を得たものが下の者を使う。

ただ、彼の要求は、仕事でも、それ以外のところでも、あまりに無理難題が多かったのです。

自宅に迎えに来させる。

お昼ご飯を買いに行かせる。

休日に家族の相手をさせる。

飲みに誘っても必ず割り勘。

暴言を浴びせる。

実はセクハラもひどい。

女性スタッフと二人で出かけた時なんて、電車で行ける場所にも必ず自家用車を出して助手席に座らせる。

そして、女性スタッフの自宅前まで送ると言って強引に自宅まで来る。

それを一度でも断ると、2度と仕事を依頼しなくなり、同僚たちに女性の悪評を流す。

飲食店では、店員さんに対する態度も悪い。それは一緒にいて恥ずかしくなるほどだと言うのです。

それらのことは、その上司の人たちも知っていましたが、

注意すると面倒臭いことになるので、あえて知らないふりをする。

仕事の結果をきちんと残しているので、会社として、

「現場で何とかして」

と、いうことにしておくのが一番都合がいいのです。

 

そんな上司との初めての仕事が訪れた時でした。

彼は私の10歳年上です。

 

確かに、仕事はものすごくできる人でした。

私は現場では、彼の指示に従い、運転手として言われるままに運転をして、言われるままに取材の手伝いをしていました。

彼から習うことはものすごくたくさんあります。

しかし、その過程では、何を聞いても、

「お前は俺の言う通りに動いてればいいんだよ。うるせえから何も聞くな」

「おい、水買ってこい」

移動の途中では、

「おい、いいか。記者というのはな〜・・・・・。わかるか。俺なんてな〜・・・・」

永遠、説教と自慢話を聞かされる。

取材過程で、どうしても危ない場所や危ない人物に接触しなくてはいけない時が来ます。

そんな時には、必ず、

「よし。お前言ってこい。これも経験だからな。何かあったら連絡しろよ。俺は近くで待機しているから」

そう言って、敵前逃亡は当たり前。

修羅場は人任せ。

そして、最悪なのは、部下が苦労して手に入れた手柄を平気で自分のものにする。

「よくやったな。俺の方からちゃんと上に報告しておくから」

そう言って、全部自分がやったことにしてしまう。部下の手柄を奪う。

本当に最悪です。

しかし、これは全て彼が上司だからというよりも、

彼の方が仕事ができるのは事実だし、上からの信頼も彼の方が厚い。

私は、若手のペーペーですから、仕方がないと言えば仕方がない。

これが嫌だったら、私の方が仕事ができる人間になればいいのだし、

上の信頼を勝ち取ればいいだけのことです。

実際に、真実と不満をさらに上の人間に伝えても、

「だったら、お前が奴よりもできる人間になればいいんだよ」

そう言われるだけです。

悪しき伝統を受け継いている会社ですから、

彼のやっていることが、会社としてそもそも悪いことでもなんでもない。

 

事実、

悔しいけれど、仕事に関しては、彼から学ぶことはたくさんある。

だから、これらのことに関しては、何をされても、どのように利用されてもじっと耐えていました。

でも、どうしても耐えられないことが一つだけありました。

 

それは、彼のあまりに下品な態度でした。

いくら仕事ができても、人として、とても尊敬できない態度。

 

私は、そこから切り崩していったのです。

続きか次回で。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。