イメージトレーニング, コーチング, スクープ, マスコミ, 並大抵, 思考術, 烏合の衆

ピンチがあるからチャンスが与えられる

 

さて、裁判所から車で出てくるターゲット一人に対し、

マスコミの追っかけ車は、バイク20台。車20台の計40台。

ターゲットがどこに向かうのか、全くわかってない。

どんなに気合を入れてオラオラ系のハンドルさばきで威嚇しても、追走車の中で先頭をキープすることはほぼ無理。

でも、この、“ほぼ無理”ってのは、誰もが思っているわけで、

写真の上がりを待つ編集部でもそれは同じなわけです。

て、ことは、そこで、ターゲットを捉えた写真が上がって来たら、

こりゃもう、わたしの評価はうなぎ登りなわけで、

こんなに美味しい話はない。

て、ことは、これは、

チャンスを与えられた!

て、ことです。

ピンチがあるからチャンスが与えられるのです。

よし、結果出したろやないかい!

 

 

“想像”ではなくて、“イメージトレーニング”

 

でも・・・・・・。

でもでもでも・・・・・・、普通にやったんじゃ撮れるわきゃない。

ぞろぞろとターゲットの車に付いて行ったんじゃ撮れるわけなんてないんです。

それは、わたしだけじゃないく、他のライバルたちも気づいていること。

それなのに、なぜかみんなはぞろぞろ付いていく。撮れもしないのに。

これ、なぜだと思います?

以前にもお話ししましたよね。

『基本、並大抵でいい』https://kazehiroshi.com/?p=131

そう思っているからなんです。

基本、並大抵でいいんです。

でも、最初からそれを望んでしまったら、偶然にも上にいけることはありません。

並大抵でいいのは、最善を尽くした結果が並大抵だったのなら、それでいいもいい。

と、いうことであって、それに甘んじろということはありません。

そして、もう一つの理由は、

できないところを想像してしまうから。

「できない」は結果であって、イメージするものでありません。

「できない」自分を想像しても、

「できないシーン」を予想しても、

プラスになることはほとんどありません。

でも、このような状況の場合、どうしても「できないシーンを想像してしまう」のは仕方のないことだと思います。

だから、誰もがぞろぞろ後ろを付いて行ってしまう。

「何か不測の事態が起こらない限り、写真は撮れない」

「他のマスコミも同じだし」

「車はバイクには勝てない」

「先頭を走らない限り無理」

そんなことばかり考えてしまうのです。

 

だから、わたしはどうするか?

イメージトレーニングするのです。

 

最悪を逆手に取る

 

これも、以前書いたことですが、

「最悪の事態もしっかりイメージトレーニング」https://kazehiroshi.com/?p=196

するのです。

最悪の事態のイメージが湧いて来たら、それを逆手に取るのです。

先ほどのケースでいうと、

「何か不測の事態が起こらない限り、写真は撮れない」

「不測の事態が起こり、それを見事に回避する場面をイメージする」

「他のマスコミも同じだし」

「他のマスコミとは違うことをイメージする」

「車はバイクには勝てない」

「競わなくても勝てる方法をイメージする」

「先頭を走らない限り無理」

「楽々先頭を走っているシーンをイメージする」

 

どうですか?

なんか、うまく行きそうな気がしてきませんか?

 

と、同時にもう一つのことをイメージします。

ターゲットの車の運転手の気持ちになるんです。

すると、いろんなことが見えてきます。

後部座席には日本中を騒がせている人物を乗せている。自分の運転する車を約40台ものマスコミが追いかけてくる。

こういう時、運転手が一番気を使うのは、事故ですよね。

もちろん、ターゲットを無事に目的地に送ることが一番なのですが、

事故だけは絶対に起こしてはいけません。

だから、安全運転をしますよね。

無茶な運転は絶対にしません。

これが、中継車がいなければ別です。多少の無茶はするでしょう。でも、自分の運転する車が全国に生中継されるのです。

スピードは制限速度を守り、かなり早めにウィンカーを出すでしょう。

車線を変更するだけでもかなり早めに出すに違いありません。そうしないと、すぐ近くを走るバイクを巻き込む可能性があるからです。それこそ、車線変更をしなくて済むような走り方をするかもしれません。いや、きっとそうでしょう。

わたしなら、そうするからです。

 

目的地がそれほど遠いとも思えない。

安全にターゲットを送り届けることのできる場所。例えば、ホテルの地下駐車場や車寄せだとこれだけの車やバイクが付いてきたら非常に迷惑ですし、危険です。

てことは、車通りの少ない比較的広い場所かもしれません。

降ろしてからすぐに隠れられるような建物でしょう。

わたしならそうします。

わたしと運転手は違う?

 

いいえ、この場合、ほぼ違いません。

なぜなら、こういう場合、かなり運転に長けた人物が運転手となっています。

わたしもかなり運転には長けています。

考えることはほとんど同じなのです。

 

結果、

わたしが導き出した答えはこうです。

1、最初からターゲットの車の前方を走行する。後方を走るという状況には極力ならないようにする。

2、後部座席にカメラマンを乗せ、常に後部を見て車線変更とウィンカー点滅を知らせてもらう。

2、目的地に着くと察知した瞬間に車を止め、カメラマンを走らせる。

3、あとは運を天に任せる。

 

東京地裁出口目の前の道路は片側3車線の大通りです。中央分離帯はあるものの、出口前は切れていて、左右どちらにも出られるようになっています。

出て右折するためには、左右両方の車線を止めなければなりませんし、たくさんの車がその狭い切れ込みになだれ込むので危険です。おそらく出てすぐ左に向かうでしょう。

わたしは、左に向かったずっと先。最初の信号の手前、車線変更が可能な場所の路肩に止まって待ちました。

この場所で待機している他のマスコミのバイク、車は一台もありません。

 

「これ、イケるんじゃない?」

「はい。そんな気がします」

 

わたしとカメラマンのイメージは完全に出来上がっていたのです。

続きは次回に。

最後まで読んでくださってありがとうございました。