イメージトレーニング, コーチング, モチベーション, 家を買う, 思考術, 気力がない人のために

「決めた!40歳までに山手線の内側に家を買う!」

そう決めたのは、

1989年の9月30日の夜だった。

 

卒業まであと半年となった大学4年のこの日。

 

僕はあることに気づいた。

 

「あと半年経ったら働かないかんやん」

 

本当は、映画産業に携わりたいと夢を見つつも夢破れ、

“一流企業の会社員”

と、いう肩書きだけに惹きつけられて、

8月に某不動産デベロッパーでの就職を決めたものの、

あと半年で社会人になってしまうという現実を突きつけれた瞬間に、

「本当はいやだ・・・・・社会人になんてなりたくない」

と、いう本音に気づいてしまったのだ。

 

興味ない仕事はやっぱりやりたくないな〜・・・・・。

 

だからと言って、今さら映画を目指す勇気もなく、

他の企業に比べて少々高めのお給料がいただける会社員という安定の立場を捨てる勇気もさらさらないのだった。

 

クズだった時代は誰にもある

 

大学2年からずっとバイトしている焼肉店の厨房では、結構な仕事を任されていて、

「うちの店に就職するんだったら俺みたいにすぐに金持ちになれるぞ」

なんて、中卒の社長から帯付きの札束が二つ三つ入った長財布をいくら見せつけられても、

「大卒で焼肉屋に就職なんてないわ〜」

と、そんな社長の姿を半ば嘲笑しているようなところもあった。

「俺が本気出したらすぐに抜けるっしょ」

田舎者にありがちな差別意識。

根拠のない自信とプライド。

中身のない空っぽな強がり。

でも、いざ自分の社会人デビューが半年後に迫ることに気づくと、

その現実にその日の夜、突然、押しつぶされそうになった。

それが、僕という人間の全てだった。

チキンなクズ。

 

そんな男が、酔っ払った頭で考えた。

「そうえいえば、俺、なんで東京にいなきゃいけないんだっけ?」

演劇をやるために大学入学と同時に東京に出てきて、

大学を卒業したら映画で成功する。

そう決意したはずだったよな〜。

で、夢破れて今、普通に就職したはいいものの、これから俺が東京にいる意味ってなに?

会社員として出世したい?

問うては見たものの、ピンとこない。

じゃあ、なにがしたいの?

酩酊する頭で考えた。

「家を買うことかな〜」

当時、世はバブルの真っ只中。

東京は地上げの嵐が吹き荒れて、

当時の埼玉県浦和市(今のさいたま市浦和区)あたりでさえ、

80平米のマンションが1億円越えが当たり前の時代だ。

 

「そうだな〜。東京に出てきたからには、一等地・・・・、山手線の内側の一等地に家を買う。これくらいは達成しないと地元に凱旋できないよな〜」

 

東京に出てきて3年半が経っていたが、

僕は田舎者のままだった。

当時はバブル景気の真っ只中。

大学にはベンツやらBMWやらを乗り回す学生がたくさんいて、

合コンに明け暮れる連中で溢れていた。

僕は、焼肉店のバイトで月20万円以上稼いでいたけれど、

演劇と後輩に奢るお酒に使うばかりで、

日々の生活はアングラそのものだった。

高円寺のアパートは6畳キッチン付き風呂なしで3万3千円。

自分の生活を貧しいと思った。

就職は決まってもちっとも嬉しくないし、働きたくもない。

心も生活以上に貧しかった。

 

映画の夢は破れても、成功したい思いは強かった。

じゃあ、これの成功ってなに?

それがわからない。

 

それに、不動産屋で成功できるというイメージがどうしてもわからない。

そもそも、

「会社員の成功なんてたかがしれてるもんな〜。会社員続けていても都内に家は買えんし」

当時は、事実そうだったのだ。

 

酩酊した酔っ払いの思考はとてもシンプルだ。

せっかく不動産屋になるんだから、山手線の内側の一等地に家を買う。これだな」

酔っ払った頭は、結論づけた。

ペンと紙を出して、

「40歳までに山手線の内側の一等地に家を買う。このことは絶対に忘れない」

そう書いたのだ。

だから、今でも9月30日になったら、あの日のことを鮮明に覚えている。

 

マンションの方がお得

 

そのわずか2年後には会社員を辞めた。

でも、「家を買う」ということだけはなんとなくイメージができつつあった。

「俺の場合は家といっても、一戸建てじゃなくてマンションだな」

わずか1年半の会社員人生だったが、不動産屋としてマンション土地取得、企画、販売を経験したことは大きかった。

さらなる決意が増えた。

「1億円以上出せないのであれば、都内の一等地では断然、マンションの方がお得!」

これが、わたしが家を買う上での揺るぎない結論!

この二つの決意は26年前に気づいてから、現在に到るまで、全く変わっていない。

その理由は、

「売るときにどれだけ高く売れるか?」

 

そのことについては追い追い書くとして、

会社員を辞めた半年後に奥さんと結婚した時、

月の収入は手取り20万円ほどで住居は川崎市だったけど、

「絶対に40歳までに山手線の内側の一等地にマンション買うからそれまで我慢してね」

と、宣言したのだ。

もちろん、根拠などない。

「だって、そう決めたから」

それが私の口癖だった。

 

欲しいものは我慢しない

 

でも、ただ宣言するだけではホラ吹きと変わらないので、

僕なりにできることを続けることにした。それには二つあった。

 

その一つは、

欲しいものは我慢せずになんでも買った。

と、いうことだった。

 

お金を使いまくる

 

もっと言えば、

お金が貯まるために、お金を使いまくった。

と、言った方がいいかもしれない。

 

次回はその理由と、お金の貯まる謎について、お話しようと思う。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。