イメージトレーニング, コーチング, ビビリ, モチベーション, 家を買う, 思考術, 終の住処

家を買うということは守りではない。攻めの始まりだ。

 

終の住処としてのわたしの理想の家はこうだ。

 

マンションの中のテラス付きメゾネット。

2階ぶち抜きの天井高のリビングに、わたしと奥さん、娘に個室があり、トレーニングルームもある。大型犬と猫が1匹ずつ。

駐車場2台完備で、

東西線神楽坂駅から徒歩5分圏内。

 

この条件の家を手に入れるためにはわたしは今も攻めの気持ちを崩さない。

 

その気持ちを無くした時点で、わたしが大都会、東京に暮らす意味が全くなくなってしまうから。

 

30年以上、東京に暮らしても、わたしは田舎者だ。

 

いつまでもいつまでもこの東京に憧れ続けている。

 

この街はそれほどわたしにとって魅力的な街なのだ。

 

12年前に買った今の家は、

山手線内側の一等地。山手線駅から徒歩5分圏内にある。

わたしは最初の目標を達成した。

しかし、狭いのだ。

理想とは程遠いほど狭い。

それは、最初の目標であった「山手線内側の一等地」を達成するために選んだから。

まずは目標を達成させるために選んだと言ってもいい。

それと、もう一つの理由。

それは、

確実に値上がりする物件だから。

確実に値上がりする物件であれば、理想の家購入に近づくことができる。

ちなみに、現在の販売価格は、購入価格の1.5倍である。

毎月、必ず、どこかの不動産会社から買取の申し込み電話がかかってくる。

 

では、12年前。

 

わたしはこの状態を予想していたか?

していた。

 

わたしは、

最初の家の購入に一戸建てではなく、マンションを選んだ時点で、

次の段階をイメージしていたからだ。

購入してからの12年は、そのための12年間だった。

 

 

そのためにわたしは攻め続けている。

これからも攻め続ける。

なんて、かっこいいこと、今だから言えますが、

本当は、守りに入れるのなら入りたい。

落ち着きたい。

そんな気持ちとの戦いの連続だったのです。

 

 

家の購入は妥協から始まる

 

家を購入することが現実に可能かもしれないとなった時、

人は、まず住みたい場所と実際に住める場所のギャップに妥協し、

住みたい家と買える家のギャップに妥協する。

 

特に東京では、本当の理想の家に住める人はほとんどいない。

 

だから、妥協は致し方ない。

 

家の購入は妥協から始まると言っても過言ではないのだ。

 

ただ、

この“妥協”を忘れてはならない。

家の購入を妥協のまま終わらせてはならない。

 

でなければ、

そこからの人生は、妥協のままズルズルと続いていくことになるからだ。

なぜなら、

 

妥協の結果が、それなりに満足のいく結果となってしまったら、

それが一番簡単で楽な生き方だと気づいてしまうから。

 

そんな人間が、再びチャレンジすることは二度とない。

 

 

戦いは購入前から始まっている

 

いざ、購入しようという意思が固まると、

予算ギリギリで購入した場合と、予算を少し超えた場合のローンの組み方や、

今後の人生設計を夫婦で話し合い、

10年後、20年後の買い替えをどうするのか?終の住処とするのか?

を、思考の片隅に捉える程度には話し合いをするだろう。

たくさん書籍を読み、しっかりノートを作って、

シミュレーションを何度も重ねる人もいるだろう。

 

この時点では、人はしっかり戦いの準備を怠らない。

そういう人が大半だと思う。

 

 

とりあえず、モデルルームでも観に行って見ようか?

と、近場のマンションのモデルルームを見学してみて、

そこから始めの一歩が始まる人もいる。

わたしがそうだった。

ネットや書籍や口コミで情報を得るよりも何よりも先に、

まず現場に行って見る。

街の雰囲気を感じる。

朝の街、昼の街。夜はどうか?学校は?病院は?パチンコ屋は近くにないだろうな?

とか。

わたしは記者だから、目で見て耳で直に聞いた言葉しか信じない。

なんて、こう書けば聞こえはいいが、

これが、家の購入ということになると、

それほどいいことのようには思えない。

 

目の前に餌があると止められない犬になったわたし?

 

人は、

買いたいものがあって、それが高価なものであればあるほど、

買うという具体的な行動に出るまでは、とても慎重なのだが、

具体的な行動にいざ出てしまうと、

なぜか安易に購入を決めてしまう傾向にある。

 

しかもそれは、

予算ギリギリのところで勝負をしようとしている人に限ってそうなる傾向にある。

そういう人ほど、より慎重になって然るべきなのに、

勇み足レベルで、

「じゃあここに決めよう!」

と、安易に決めてしまい勝ちなのだ。

それが他でもない。

誰であろう?

わたしなのだ!

 

とりあえず、一つの物件を見に行った。

手が届きそうな物件だった。

都心からずいぶん遠い、郊外の物件。

駅前から1キロ近い長い商店街の一本道があり、

その先にマンションがある。

敷地が広く、駐車場代も安い。

大型犬飼育が可能で、なんと屋上にはドッグランを併設していた。

当時、わたしはドッグトレーナーの資格を取る専門学校に通っていて、

専門学校で飼われていた2歳になるフラットコーテッドレトリバーの訓練をしていた。

訓練後、その子を引きとれるものならば引き取りたい。

という、思いが密かにあったこともあり、

それプラス、

営業マンの巧みなトークもあって、

フラフラ〜ッとこう思ってしまったのだ。

「この物件がいい」

モデルルームを出るなり、当時、お腹の大きかった奥さんから、

「もうすっかりあそこを買う気になってるでしょう?」

と、言われ、

「わかる?あそこいいよね。あそこ良くない?」

「・・・・・・」

「だって大型犬も買えるんだよ。屋上にドッグランあるんだよ」

「・・・・・」

「ここで良くない?」

「都内の一等地は?」

「だって、新築じゃ無理じゃん」

「あのさ〜。駅から1キロも離れてるんだよ。その間、ずっと商店街だよ。多分、夜になったらシャッターが閉まって真っ暗になるよ」

「そうだけど昼間は楽しいじゃん」

「大型犬が買えて屋上にドッグランがあるってさ〜。掃除誰がやるの?絶対に汚す人いるよ。トラブル起きるよ」

「でも大型犬が買えるんだよ。子供の成長にもいいよ」

「そんなことより、現実問題として職場に通えるの?無理でしょう?」

「家を買う人はみんなそれくらい苦労してるんだし。家を買うってそういうことだよ」

「どういうことよ?!何言ってんの?山手線の内側の一等地はどこに行ったの?」

「やっぱりこの辺で妥協すべきかな〜って」

なんで一生に一度あるかないかの買い物なのに妥協しなきゃいけないの?わたし、絶対にいやだからね。簡単に諦めないで欲しいんだけど」

「諦めてないよ。ここはここで気に入ったってことだよ」

「まだ一軒しか見てないんだよ。わたしは絶対に反対!」

「そうか〜」

「言っとくけど、絶対に山手線の内側の一等地に買うからね。新築のマンションを!あなたは諦めてもわたしは諦めないから」

そう、信念を貫いたのは、わたしではない。

奥さん。

風茜さん。

奥さんがずっとわたしのケツを叩き続けてきた。

だから今のわたしがある。

次回は、購入に至るまでの流れです。

その中で起きる人間の葛藤とは?

最後まで読んでくださってあろがとうございました。